[試合レポート]福大大濠 3年 湧川 颯斗選手「オールコートDF」ウィンターカップ3回戦より

福岡大大濠vs中部第一、今年のインターハイ準決勝のカードが3回戦で実現!

その中でも終盤の逆転劇の立役者、湧川 颯斗(わくがわ はやと)選手のDFが凄まじかったです。

湧川選手のプレーに注目しつつ試合を振り返ります。

試合は両チームゾーンDFから激しいDFを展開。

湧川選手は1クォーターで2ファウルとなり、ベンチに控える事に。


お互いランからの早い展開を狙うも、ペイントの守備が固く重い展開に。

#8トラオレ選手を中心にサイズの勝る中部第一がオフェンスリバウンドを奪い、インサイドの得点で有利を取るも

大濠はU19日本代表#13岩下選手の個人技も光り、前半を32-32の同点で終わる


4クォーター残り8分で48-44と中部第一がリードする展開も、湧川選手のこのスーパープレイから大濠が流れを掴む

フリースローを外すも次のDFから大濠はオールコートDFを発動。


前列がプレッシャーをかけOFが出した浮いたパスを、沸川選手がスティールし自ら決めて48-48の同点。

続くDFも高校1年生でU19日本代表に選ばれた#8川島 悠翔がリバウンドからコーストゥコーストでレイアップを決め50-48の逆転

その後も#14岩下選手のスティールから湧川選手の連続得点などで56-48、中部第一に1分で2度タイムアウトを取らせる展開に。

最終スコアは65-57

湧川選手は4クォーター残り8:00から6:49までの1分少しの間に8得点1アシスト2スティール。

試合全体でも19分の出場で22得点5リバウンド1アシスト4スティールの大活躍。


湧川選手は身長193cmのサイズでDFの運動量も高く、オールコートプレスでキーとなる

前列からのプレッシャーをかけられるのが魅力。

高校バスケであのサイズの選手が、腕を大き広げ平面の守りも食らいつくのは相手チームからしたらかなりの脅威。

まだ高校2年生、フィジカルや身体操作がより高まり、アウトサイドのポジジョンへ

移行していけば、日本を代表する選手になると感じました。


大濠は育成と強化の両立を掲げる片峯 聡太監督が率いるチームで、今年は2年の湧川選手や1年の川島選手などの下級生が中心のチーム。

個のスキルの高さやバスケットボールIQの高さが魅力ながら、同じ福岡県の超強豪福岡第一高校が強みとするオールコートDFも携えて今年のウィンターカップで躍進。

このままいけば同カードの対戦は決勝になりますが、福岡県対決が実現するのかどうか?

また片峰監督が試合ごとにどう選手の成長にアプローチしていくのかに注目しつつ

明日のベスト4の試合、vs明成高等戦もチェックしていきます!

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