『Ryan Buhain Clinic』
GNU Basketball Training Trainer/スキルコーチのノムタクです!
現在神戸を中心に小学生からプロまでバスケ選手の体の使い方、実践で使う技術指導(スキルワークアウト)を行っています。
自分が伝えている内容はアメリカLAでスキルトレーニングキャンプで体験した事や、沢山のコーチ、トレーナーから直接学び実践してきた物がメインになります。
今回そうした学びのきっかけとなったクリニックがあるので振り返りながらレポートにしていきたいと思います。
2018年2月、NBA選手のKemba Wallker(ケンバ・ウォーカー、ボストン・セルティクス所属)やVictor Oladipo(ビクター・オラディポ、ヒューストン・ロケッツ所属)を指導しているRyan Buhainさん(現SHOEHURRY!のスキルトレーナー)のクリニックに参加してきました。
Ryan BuhainさんのInstagram
※Kemba Wallker…NBAオールスターガード。NCAAでの優勝経験もあり、一試合で50点取る程の得点力のある選手。
※Victor Oladipo…NBAオールスターガード。試合中に360°ダンクをするくらいNBAトップクラスのスピードとジャンプ力を持つコンボガード。
練習内容はボディハンドル(体の操り方)を意識する練習を中心に。(例:テニスボールやコーンを使ったハンドリングやステップの練習)
所謂コーディネーションドリルですが本当に細かいポイントまで指摘し、何故そうするのか?をNBA選手の実際のプレーを例に出しながら説明。
その日にやった部分練習が、最後に一つの連続した スキルセットに繋がった時は驚きと練習の完成度に鳥肌が立ちました。
また練習前、間に繰り返し強調していたのが練習の取り組み方や心構え。
NBA選手や上手くなる人が何を考えて取り組んでいるのか、練習の質を上げるにはどうすれば良いのか。
メニューの内容よりも大切な、より早く成長する為に必要な考え方を伝えてくれました。
コーンの掴み方や置き方一つでオフハンドの使い方が変わり、後日ドリル通りのやり方で1on1をするとDFのハンドチェックをガードする事が出来たので、これが実践に繋がる練習かと感じたことを覚えています。
コーチとしてどれだけの事が出来るか?より私はこれを伝えたい!
あなたが目指しているのは何?ならばこれが必要だよ!
というメッセージをあらゆる手段で「伝わる」ようにする事。
見せる、動かす、聞く、話す、説明する…指導方法は色々ありますが、それは選手に伝わっているか?
伝わった結果選手の行動が変わっているか?がコーチングの評価基準になるなと今は思います。
どれだけその時いい練習を提供出来るか?よりその後の選手の練習や意識の質を上げれるか。
を心がける様になりました。
SHOEHURRY!さんのスキルワークアウトを受けた選手が続々とプロの世界に入っているのはもちろん選手のレベルや練習環境の良さもありますが、そうしたマインドセットへの影響力がとても高いのだろうなと感じています。
終わってから指導者の皆さんとの親睦会に参加。
この時、この先とてもお世話になる二人のコーチと初めてお会いしました。
一人は竹原コーチ(写真右最奥)
当時熊本大学ヘッドコーチ、Next Level Athletes代表を務め全国でスキルクリニックを開催していた日本有数のスキルコーチ(現BリーグVELTEX静岡の育成ディレクター)
今回の様に海外スキルコーチとの橋渡し役になったり、毎年複数回アメリカLAに最新のバスケを学びに行きアメリカでトレーニングしたい日本の選手のサポートも行っていました。
この時の縁から色んな経験をさせて頂き、翌2019年に竹原コーチのお陰でアメリカに行く事が出来ました(その時のレポートがこちら)
二人目は中嶋コーチ(写真左前から二人目)
大阪のJOKERSバスケットスクール代表。
コーチとトレーナーの二人三脚で活動されているバスケスクールで、バスケを競技の原理原則と身体操作の両面から指導していてその指導スタイルにかなり影響を受けました。
実際にお二方にお会いして、知識は勿論圧倒的な熱量を感じ、これが本物か…と。
他にも関西のコーチに方達とお話させて頂きましたが…変態的な知識と着想の深さで本質を追求するとそこまで考えるのかと衝撃を受けました。
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