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NBAシーズン再開!

その初日の試合で53点のキャリアハイを記録したTJ Warren(T・J・ウォーレン現インディアナペイサーズ)のハイライトからシュートクリエイトスキルを解説!

DFがシュートチェックに来ている中でも決めきる為のテクニックが満載でした。

【スキルポイントまとめ】

①2モーションは打点と構えるまでを速く!チェックが来ても打ち切れる。

②コンタクトを先に仕掛けれると、相手が届かない所から打てる可能性が増す!

③ぶつかっても自分の打ち方で打てる様に!普段から強度を意識して打ち込む。


TJは203cmのスモールフォワードでドライブが武器のスラッシャー。

ここ3シーズンで平均18得点以上、昨シーズンから3Pの試投数を増やしながら5割近いシュート率を誇るスコアラーです。

地味に凄いのがNBAのスコアラーの中でTOがずば抜けて少なく、3シーズンとも平均1.3以下、ここ3シーズン平均18得点以上の選手の中で最小です。

これはTOになるリスクの高いドリブルやパスが少ないシュータータイプのスコアラー(クレイトンプソン、JJレディック等)よりも低く、それでいてドライブからもでこれだけ得点しているのはタフショットが少なく、シュートを打ち切り決める能力が高いと言う事が考えられます。


0:00まずはTJのシュートフォームから見ていきます。

クイックな2モーション。

最近はクイックと言えば1モーション、下から打つショットを取り入れている選手も増えましたが、やはり目の前にDFがいるとボールの位置がDFに近いのでチェックされやすいです。

まだ1モーションで打つのはC&Sが主流の時代に1on1からドリブルスキルで相手を崩し、チェックが間に合わないスピードで打つカリーの登場がそれだけ凄かったわけですが…

TJはベーシックな2モーションですが打点が高く、顔の前ではなく頭の上に引きつけしっかり胸が起きているのでDFと前後のスペースを稼げています。

それでいて腰が反っておらず綺麗に力が伝わっているので安定しています。

またボールを自分のシュートを打つ場所まで引き揚げて持っていくスピードが速いのが2モーションだけどクイックに打てる一因です。

フェイドアウェイでなくても同じサイズ感ならスペースを生み出す事ができるので、ドリブプルアップやC&Sだけではなくボールを保持しての1on1からシュートを狙うウィングやフェイスアップするインサイドはお手本になるシュートフォームです。


地味にスクリナーもシュートチェックに行きにくくする為にこっそり押してますね笑



2本目は1on1からのターンシュート。

ドライブからコンタクトして押し込み

DFを押し込んだ所でヘルプがいるのでストップ→ターンシュートを選択。

味方が逆サイドのウィング(画面手前)の前にポジショニングしているのがスクリーンになりここまで進入する事が容易になっていますね、影のナイスアシストです。

ターンやフェイダウェイをする時にボールを頭の上まで持っていくと結構腰をそらしやすく、それが普段と違うループや飛距離が足りない原因になりやすいのですがしっかり鍛えられています、体の軸が真っ直ぐのまま後ろに飛んでいる綺麗なフェイダウェイ!

膝から下が曲がっているのも重心を安定させるのに一役買っていますが、これは意識的というより無意識にそうなるような運び方を心がけた方が良いです。

DFのShake Miltonの腕の長さは身長196cmに対して212cmとTJより長い(207cm)ですが、コンタクトと高い打点を生み出すフィジカルの使い方でスペースをクリエイトしました。



3本目はボール運びからそのままドライブしフローター。

ボールを運びながらスペースを確認し

ギャザー(ボールを保持する動作、この瞬間地面についている片足が所謂0ステップになります)した時にDFから遠い位置に抱えコンタクトの準備。

長い歩幅でステップ=その分相手を押す時間が長くなる。

相手は仰け反りシュートスペースが生まれますがヘルプDFが

ここでギャザーからステップしたのが活きる、もう1歩踏み込みシュートを打つ体勢を整える。

一瞬サスペンションの様に体を沈み込ませているのでブレーキにもジャンプ力への変換にもなっています。

シュートチョイスはフローターを選択。

この時足を引き揚げ前方に持っていくのが自分は好きです!

ダーク・ノヴィツキーのノビダウェイではないですが、相手が蹴られたくないのと単純に邪魔で前に跳びにくくなります。

ドライブからでもシュートの時は体がまっすぐ起き上がり、またリリースするボールの位置はジャンプシュートとほぼ同じ打点まで上がっています。

鍛えれらたフィジカルとシュートフォームが染み付くまで膨大な量を打ち込んでいる事がこれだけでも伝わります。

またフローターの撃ち方ですが自分は手首のスナップを使わず「ボードとハイタッチする」イメージで教えています、これはアメリカに勉強に行ったときに向こうのコーチから教わり肌感覚に合っていたので練習しました。

スナップを使うと回転をかけて色々撃ち方を工夫できるのですが、ループが短く力を使いがちです。

またボードと言っているのはリングにハイタッチだと腕がまっすぐ前に伸びてしまいそうだったのでその上のボードに、と強調しています(アメリカのコーチがボードに、と言っていたかは不明汗)

TJのフィニッシュも腕が上に伸び、ブロックが届かない位置からリリース出来ていますね。




この日3Pが9/12と大当たりしたのが53得点につながっていますが、この様なアタックを1Qからガンガン仕掛けています。

TJはNBAのウィングの中では平均的なサイズ、日本の高校生で180前後、上のカテゴリーで190前後の周りの選手よりかは大きいけどサイズだけで支配出来る訳ではないサイズ感に置き換えれます。

しかし学生時代からスコアラーとして鳴らし、またその分DFからのプレッシャーも強くなるのでこうしたシュートを決めきるスキルを高めてきたのだと思います。

またオフシーズンに42,000本のシュートを打ち込み、それが昨シーズンからの3Pの確率upに繋がるなどハードワークをし続けている選手です。


今の日本の選手はNBAを見る環境が充実し、ワークアウトをより身近に受けれるようになり上のカテゴリーを見据えたスキルを実践する選手も増えました。

今の30~40代の選手からしたらフローターが当たり前になっているのが驚きだそうです(打つと怒られていたとか)

自分からしてもここまでP&Rが当たり前になりドリブルからクリエイトしてフリーで打てたり、1モーションのC&Sで3Pが楽に狙える様になるとはバスケを始めたの頃からは考えられませんでした。

しかしそうしたサイズ差がある相手でもスペースを作りシュートを打てる方法が広まり練習して行って結果、同じサイズや自分より低い相手に近づかれてもシュートを打つ事がタフショットだとして避けすぎているのでは?と感じる事があります。


レベルがそこそこのカテゴリーであればまず自分が攻めるという気持ちは誰もが持つべきですし、レベルが上がればDFも組織的になり自分と同じサイズ感のDFと1on1をしていてヘルプがいないと言う場面は少なくなるので同じく攻めるべきです。

そうしたとき最初からステップバックやフローターを狙うのもいいけど、より確率の高いショット、ゴールにアタックし相手の上から決めると言うプレーを狙う強い気持ちとトレーニングは忘れずに狙って欲しいと思います。

学生時代178cmで50~60kgのガリガリだった自分も、今ではダンクできたり自分よりマッチョなDF相手にガンガンぶつかってレイアップを決めています。

体を鍛え相手に押し勝てるフィジカルを養い、身体操作を高め合理的な動きを身につけ、スキルを磨きシュートを決めきる!

そしてなによりアタックする強い気持ちを忘れずにプレーできる様に練習していきたいですね。

それを根性論ではなくどうすれば出来る?を提供出来るスキルトレーニングをこれからもしていきます。


最後にもう一度 【スキルポイントまとめ】

①2モーションは打点と構えるまでを速く!チェックが来ても打ち切れる。

②コンタクトを先に仕掛けれると、相手が届かない所から打てる可能性が増す!

③ぶつかっても自分の打ち方で打てる様に!普段から強度を意識して打ち込む。

第4回はアメリカ代表やアシスト王にも輝いた名PG、Andre Miller(アンドレ・

ミラー元デンバーナゲッツ等)

しかし身長は低く3Pもない中、今よりスペースが狭い2000年代にインサイドでガンガンポストアタックし、キャリアハイは52点も奪ったおそらく歴代でトップレベルにポストプレーが上手いPG、1on1マスターでもあります。

サイズの小さい選手がインサイドでスコアする為のスキルを解説していきます。

【スキルポイントまとめ】

①前を向いて抜くだけでなく、半身や背中を向けて仕掛ける事も有効。

②小さい選手ほど、先に仕掛けコンタクトする事が重要!

③力勝負ではなく、力を発揮させないコンタクトを!


まずこのスキルを標準化していきたい!

外のポジションの選手はフェイスアップ(リングに正対した状態)から仕掛ける事がほとんどで、一度ドライブが止められてたり抜けなかったら手詰まりになる選手も多いですが、ここでポストプレーが活用できます。

0:17~からのプレー

ウィングの1on1から徐々に侵入し

ハーフターンで半身になり、ポストプレーの形に。

アンドレは最初から狙っていますが、例えドライブを仕掛けて抜けなくても一旦ボールキープと周りの確認を同時に行えます。

もしヘルプが寄っていたら、片手でのパスアウトも。

パスがうまいアウトサイドの選手ほど、ポストでボールを貰う事はゲームメイクのチャンスであったりもします。


ここはアイソレーション気味に味方がスペースを作りヘルプがいないので自ら仕掛ける。

肩をいれてミドルサイドにドライブ。

これはドライブからのヘジテーションの動きでも応用できます。

ミドルが空いてなければロールターンでエンドラインに。

半身からのドライブとロール。

この二つがあればアタック出来ます。

ドライブからポップしてストップする間に相手にコンタクト。

これで相手を踏ん張らせて、次のシュートの時にブロックに飛ばし辛くさせます。

相手の方が大きいという場合でも、先に自分からぶつかることでアドバンテージを取れます(押し合いになると体格差がモロにでます。)



続いて0:30〜からのプレー


203cmのHarrison Barnes(ハリソン・バーンズ現サクラメントキングス)とマッチアップ、アンドレの身長は188cm、15cmのサイズ差です。

しかしそこでアンドレにボールが託されるくらい、効果的と認知されているのがアンドレのポストからの1on1。

身長が低く、しかし相手よりクイックネスがある場合は、あえて正面を向くのも有効です。

正対する瞬間に踏み込むと緩急を使って攻めれるのと、自分が小さい時のメリットに相手が自分の動きを捉えようと注視しやすい=動きに反応させやすいです。

OFの頭がDFの肩や腰付近まで急に近づいて下がったら、DFは下を見るために屈んで姿勢が崩れたり、後ろに下がって位置を捕まえようという反応になりやすい。

ハリソンは姿勢を維持しスライドでついていきましたが、レーンを埋めれず大きく後ろに引いてしまいます。

アンドレが左足で急ストップした時には反応しすぎて半身の状態になってしまいました。

にしても素晴らしい踏み込みです。

ドリブルはDFからボール取られない遠い位置で、反対側のオフハンドはここまで低くなるほど鋭く大きく低い縦足。

普通ここまで行くとバランスを崩したり二の足が踏めないですが次のプレー。

クロスステップ→背中を向けての両足ストップ。

ここで勢いを殺しフロントターンしてジャンパーorドライブか、バックターンからリバースショットが基本になりますがどちらもブロックやヘルプに来られる可能性が残っている。

DFの重心が左後ろにあるので逆の右(画面左)に移動しますが、ドリブルを止めずにここから

ギャロップステップで。

バネもですが、かなり難易度の高いフットワーク。

5~10cm差ならフェイダウェイやフックで決めれる場面ですがまだ崩しきれません。

そこで

ポンプフェイクからステップイン。

下半身の溜めを残したまま頭の高さまでボールを持ち上げる大きなポンプフェイク(リフトと呼んでます)

相手の重心が浮いた所でステップインを相手の胴体に寄りかかりながらすり抜けます

こうする事で最短距離を進めるだけでなく、相手を下から押し込む事でこれ以上踏ん張れず全力で飛んでのブロックが難しくなります(一般の方は手ではたくだけしか出来ずFになりやすいかも。)

最後はリバースでフィニッシュ。

DFのブロックがリングより高い所に届くレベルの試合だと、アンダーサイズの選手のゴール下の合わせは基本バックシュート系を推奨します。

レイアップではなくリングを挟んでシュートを打つことでよりブロックできるコースを制限でき、仮に触られてもゴールテンディングになるからです。

この試合の決勝シュートもドライブからこの駆け引きを使っています

高校生以下のカテゴリーであれば、クイックシュートの練習の方が実用性があると思います。

また味方インサイドがゴール下をサークルカットした事でシュートを打つスペースを作ったのもナイスアシストです。



この2つ以外にもドライブレイアップをあえて相手にコンタクトしてから腕を広げて外から打つことでスペーズを確保したり(0:53~)

小さい選手がシュートを決めるためにはスピードで抜く以外にも方法はあります。

そもそもスピードで抜くよりもコンタクトの仕方が重要です。

スピード勝負だと、相手が歩幅とフットワーク次第で追いつかれるかもしれない。

大きくて飛べる選手なら、例え抜いても空中でブロックしてくるかもしれない。

しかし体を鍛え接触の仕方を覚えると、相手は踏ん張れない飛べないという状況を生み出せます。


相手を如何に上回るか、より相手の力をどれだけ発揮できない様にするか。

どれだけ優れたシューターやハンドラーも、ボールを持たせなければそのスキルを活かせない。

ブロックの得意なビッグマンでも、マークマンが外に出たらヘルプに行けないかノーマークを作ってしまう。


アウトサイドの選手、特に身長の小さな選手はスピードと外のシュートを極める!

という選手が多いと思います。

ですがスピードだけだと上には上がいますし、同等のスピードだと身長や足幅が長い選手の方が有利です。

外のシュートもサイズのある選手の方がシュートチェックを気にせず打てる分確率が高くなりやすい。


しかし同等のパワー(この場合当たりの強さ)のオフェンスとディフェンスがコンタクトした時、小さい選手の方が重心が低い分相手をカチ上げて突破できる事もあります!

サイズがない選手程コンタクトの仕方…ポストムーズやドライブ中の当たり方を身に付け、体を鍛えて、大きな選手を相手を恐れずにアタックする強い気持ちを持つ事も大切です。

まず体を鍛え能力を高める事は絶対大事。

そしてその次に能力の活かし方、スキルを身につける事。

そして自分以上の能力、サイズ、スキルのある相手に勝つ為に個人で取り組めることの中に、コンタクトという相手の力を発揮させず自分の仕事を遂行する技術が、ビックマン以上にサイズのない選手は重要になってきます。


最後にもう一度

【スキルポイントまとめ】

①前を向いて抜くだけでなく、半身や背中を向けて仕掛ける事も有効。

②小さい選手ほど、先に仕掛けコンタクトする事が重要!

③力勝負ではなく、力を発揮させないコンタクトを!


第三回は新世代No.1ビックマンの一人Nikola Jokic(ニコラ・ヨキッチ現デンバーナゲッツ)

高速化した現代バスケの中で、スピードも際立った身長も無いなか支配的なプレーを見せるヨキッチ。

これからのビックマンに求められていくスキルを切り取って紹介していきます。

前回の記事はこちら↓

まず近年のNBAはポストアップの効率が年々低下し、チームで使われる割合も減っています。

3Pの重要性が高まり、アウトサイドのドライブやカッティングを増やす為に中のスペースを作るトレンドに対しポストアップは非効率と言われています。

ビックマンもストレッチ4,5として外でシュートを打つ事が求められるようになりました。

またビッグマンがリーグを支配していた2000年代以前とはゾーンDFの解禁などルールも変わり、ポストアップをしてもヘルプがすぐ寄り囲まれやすいです。

なのでただ面を張る形のポストアップは対策されやすいので、スペーシングや戦術的な動きが必要になっています。


※なお今回はアウトサイドのプレーは解説はしません。

外のシュートがない選手でもこれが出来たら!という事を切り取って解説します。


0:22〜からのプレーに注目。

最初はポストから離れスペースを広く取り(他の選手がポストにいる)

ヨキッチの逆サイドの選手がフラッシュ(ボールを貰いに上に上がる動き)

合わせて同じサイドのハイポストにいたが逆サイドにカットしスペースが出来ましたが、このままフラッシュしても逆サイドやトップのDFに囲まれやすいです。(片サイドに固まりすぎですし)

パスをしたトップの選手はスペースを作る為ヨキッチのサイドにカッティングします。

そこにタイミングを合わせてフラッシュ!

GがCにスクリーンをかけて追いかけるかスイッチするかを迫ります。

そのまま追いかければスペースが生まれ、スイッチすればサイズのミスマッチ、どちらにせよアドバンテージが生まれます。

今回DFはそのまま追いかけてきたので、立て直す前にリングにアタックしシュート。

無理やりゴール下まで行ってヘルプに邪魔されないよう、ペイントやや遠目でフローター。


勿論チームによって動き方やルールが違うので、この動きをただコピーするだけでは使えませんが、

・囲まれる前に打てるシュートパターン(ショートフローター、フック、ステップイン…etc.)

・一人で頑張って押し込んでボールを貰うシールやポストダウンだけでなく、タイミングや周りを使ってボールを貰う動き方。

を身につけ、より簡単に攻める工夫が個人レベルでも必要だと思います。



続いて2:00〜からのプレー

ヨキッチといえばビックマンながらパスが凄い!

Cでダントツ、NBA全体でも15位に入る6.9アシストを今年記録しています。

これはなんとChris Paul(クリス・ポール現オクラホマシティサンダー)より上のスタッツ!

ヨキッチはアウトサイドからパスドリブルからパス、はてはP&Rのハンドラーになってのパスまで出来るポイントセンターですが、これら全てを身につけるのはかなり難しいです。

ですがビックマンでもこのパスは簡単で効果的!というプレーがこちら。


P&Rからハイポストでボールを貰い、ジャンプシュートや1on1を仕掛けれなくもないですが、マッチアップはリーグ最高峰のブロッカーRudy Gobert(ルディ・ゴベールユタジャズ)

一旦ドリブルを継続しコーナーの選手へドリブルハンズオフ(手渡しでボールを渡す動き)を狙います。

シュート力のないインサイドは、DFがあえて離してヘルプに行きやすくなるというチームにとってデメリットとなりやすいですが、相手がそれを見越して下がりやすい=リングから離れたところではボールキープしやすいというメリットにもなります。

なのでハンドリングに自信がない選手も狙いやすいプレーです。

ヨキッチはハンドルも上手いですが。

ここでハンズオフした後スクリーンを引っ掛けれたらP&Rの様にダイブ出来るので一気にゴール下で攻めれますが、コーナーのDFもディナイで警戒する場面なので通らない事や逆にダブルチームをされる事もあります。

これはチームメイトの協力も必要ですが、その時有効なプレーが

バックドア(DFの裏をカッティングするプレー)

ハイポストからパスを狙うバックドアは、角度的にも距離的にもトップやウィングより狙いやすく、スペースも生まれやすいです。

またこのパスが出せなくても周りのスペースが空くのでドリブルを継続すればそのまま、キャッチしてても上に返してから再度貰うとポストで1on1がしやすいというメリットも(シュートやフットワークが優れていればそのまま攻める選択肢も)


ボールを貰ったらすぐシュートorポストダウン、ではなく周りを使ったり有利な場作りを自分で、司令塔任せにせず遂行出来る判断力を身につけましょう。

ブロックされないようバックシュートを狙ったカッターもナイス判断。



最後は2:29〜2:41〜のプレー

リバウンドをとってからのボールプッシュと、

速攻からのパス。

1on1のハンドリングがどれだけ苦手でも、これは練習して伸び代が期待出来るプレーです。

これをミスせず行えるインサイドはそれだけで価値が上がります。


普通はリバウンドを奪ったら速攻でもゆっくりでも、Gや一番運ぶのが上手い選手にパスする事が多いです。

それは早く前に運びたいからですし、ドリブルが苦手な選手が運ぶと前から当たられてターンオーバーが起きやすいというリスクからも妥当です。

ですが前に飛ばすアウトレットパスでない限り、リバウンドしてから味方が貰いにくるまでキープする時間分相手が戻る時間が生まれるのと、貰いに動く分単純に前に走る人数が一人減ります。

(そこを両立するために強いチームは、速攻をただ走るのではなく戦術的に動き方走り方を練習している所が多い印象です。)


またアウトレットパスは狙えるならガンガン狙いましょう。どのチームでも期待値を高めれる最高のプレーの一つだと思います。

ではリバウンドをとったインサイドがボール運びが出来たら?

リバウンド争いをしていた選手を置き去りにしてアウトナンバーが生まれたり

オフェンス4人に対しセーフティで戻ったのにディフェンス3人の数的有利。


味方は「こいつはボール運べるから先に前に走ろう!」と思い切りが良くなると速攻のスタートが早くなり、自分のマークマンは戻っていても他のマークマンが1人でも遅れると…

画面手前のコーナーの選手が戻り出しが遅く、5vs4の数的有利が出来た。


一番早く戻った二人がそれぞれ左右の選手をピックするも…

27番をマークする選手が足りずフリーに。


ドリブルプッシュとパスが出せると例え自分にスピードやオフェンス力が無くとも、チームの速攻を増やす=得点力を増やす事が出来ます。


補足ですがボールプッシュはDFを打ち抜いて運ぶのが主ではありません。もうすでに戻ったDFが目の前にいるのなら、余程ハンドリングに自信がなければそれは速攻を仕掛けず繋いだ方が確実です。

あなたがリバウンドを獲る力があり、ハンドリングとスピードを兼ね備えた選手=Russell Westbrook(ラッセル・ウエストブルック現ヒューストンロケッツ)やGiannis Antetokounmpo(ヤニス・アデトクンボ現ミルウォーキーバックス)のような選手であれば、コートの端から端まで一人で運んで決めるcoast to coast(コーストゥコース)を狙ってみてください。

あくまで前にスペースがあり、自分が前にドリブルした方がチャンスがあるという時に仕掛ける事で、毎回リバウンドからドリブルするのはオススメしません。

そしてインサイドが変わらず求められることは「まっすぐリングに向かって走る」事。

ボールプッシュからウィングにパス→そのままゴール下まで走りレイアップか、シールすればそのままポストアップで勝負出来ます。

走れるCはそれだけで武器です。



以上3点。

高速化した現代バスケ、ポゼッション(攻撃回数)が増やそうとする今のバスケでリバウンドとったら終わり、面張るまで待っててという鈍足なセンターはなかなか活躍できなくなりました。

シュートやアウトサイドのプレー、DFでもスイッチしたGにそのまま守れる機動力も求められ、インサイドでも多少のサイズよりスキルを求められています。

ではシュートやドリブルスキルがないと活躍できないのか?そんなことはありません。

どの時代でも変わらず1番ポストマンに求められることは体を張ること、ハードワークとリバウンドです。

その頑張り方を少し変えて増やす。

・足を止めての面取り争いから、一瞬の駆け引きも身につける

・インサイドでゴリゴリ押し込みシュートだけでなく、ボールキープが出来る中継役に

・リバウンドはDFの終わりではなくOFの始まり、自分が速攻をクリエイトする。


外のポジションは出来ないけど、痩せてるのにインサイドしかやらされなくて辛いという選手(昔の自分です笑)

昔ながらのバスケしかやったことがなく、現代バスケに適応したい選手など。

シュートやドリブルのボールスキル以外で身につけたい事、活躍できる道はいくらでもあります!

まずは試しにこれらの動きを練習して見てください。


スキルポイントまとめ

①ポストに居座り続けず、あえて離れたりいきなり動くポストのオフボールムーブを身につけよう!

②ポストマンはリングに攻めるだけでなく、周りを動かす司令塔にもなれる!

③ポストアップする為に、自分がハンドラーになる道もある!






第二回は人類最高のシューターStephen Curry(ステファン・カリー現ゴールデンステート・ウォリアーズ)

土台のシュート率もさることながら、なぜあんなにドリブルで動きながらシュートが決まるのか?

その安定感の一因を解説していきます!

前回の記事はこちら↓

今回注目するポイントは「両目のライン」について!

優れたシューターは目が良い、それは動体視力や深視力といった視力単体だけではなく目線の向け方など技術的な事も含みます。

カリーに限らずシュート力が高い人は、両目を結んだラインを地面と水平を維持したままプレー出来ている選手が多いです。


野球やゴルフのスイングを、首を斜めに傾けて打ってもいつも通り狙えますか?

動きながらカメラを手に持って撮ると、写真がブレてたりしませんか?

おそらく大抵の人は距離感や感覚にズレが起こるはずです。


両目のライン、または単純に頭(レンズ)を地面と水平の状態を保つ事で事で、より正確に物の位置を脳が把握出来ます。

静止した状態からのシュートはほとんどの人が出来ていると思いますが、動きからのミートやドリブルシュート、ハードなDFに守られている時のシュートは頭が揺れて狙いが荒くなっている事も(タフショット)


カリーの目のライン、頭の位置に注目しながら動画を見ていきましょう!



1本目

この赤線のラインが目のラインです。



2本目

外したショットのORを味方が取り、もう一度打つためコーナーに。

頭はブレていません。

キャッチした瞬間。

足は急ストップして一見流れているように見えますが、目線は地面と水平。

上半身の軸も一直線です。



3本目

これは後ろからなので目は分かりませんが、頭と耳の位置が水平です。

そしてこのシーンだけでなく、ドリブル中も横にステップした時もシュートを構えるときも同じ。



4本目

DFを振り切るためにドリブルで切り返し、目線も使い左右に動いているのですが…

仕掛ける時。

揺さぶる時

打つ直前

全て水平ラインを維持していました。

視線を使う、といっても大袈裟に首を振ったり頭を揺らさずに行っていて、これもブレを少なくするのに大切なポイントだと思います。



5本目

これに関しては目の事よりもスペースの作り方、DFの動かし方の判断とスキルがエゲツなかったですが…また別の記事で。

踏み込み時もステップバックした後もリングを向き水平になっています。



6本目

DFの名手のブラッドリー(緑0番)につかれていたのでスクリーンを使い機動力のないビッグマンにスイッチさせてミスマッチをクリエイト。

既に揺さぶれれているので視線のフェイクなどはありませんが、両目のラインは水平です。



7本目


シュートフェイクから横に移動しシュート。

本当に上下に体がブレずに安定しています。



残り時間数秒で数点差を争う場面。

エースシューターのカリーは一番警戒されプレッシャーがかかる場面なのに、ブレずに正確に狙い続けています。

ずっと両目のラインが水平か、頭がブレていないかと言ってきましたが、それをただしているから凄いのではなく、動きながらDFと駆け引きしつつ頭や体幹などの軸が崩れないその積み上げてきた土台が凄まじいです。


これはただ量を打つだけでなく、軸をずらさないとかスピードなどの意識するポイントをどれだけ持つか、DFをどれだけ想定しながら状況を作っているか、シュートの為にフィジカルを鍛えているかなど全ての努力がこの土台を作っています。


自分のシュートの理想は

・試合で打つ全てのシュートを練習し

・同じ位置同じタイミング同じ形で打てば

・同じ結果(スコア)になる

と考えています。

勿論シュートが100%入る人間はまだいませんし、実際の試合では練習と違う事もおこれば、全てを練習する時間も中々ありません。

それでもどれだけ実践を想定し、再現しようとしていくかが大事です。


その中の再現性の一つとして、手のタッチやフォームに加えて両目のラインは水平か?

難しいムーブが出来ても頭や体幹が揺れてズレが出ないか?

といった安定感を突き詰めることも、シュート力を向上させる大切な要素だと思います。


スキルポイントまとめ

①両目のラインを地面と水平にさせる

②プレッシャーがある時こそ自分の軸を保つ

③実践を想定し練習することが成長のポイント



次回は現代のビックマンに必要な動きを解説していきます!

バスケットボールの神様Michael Jordan(マイケル ジョーダン元シカゴブルズ)

ドキュメンタリーのラストダンス関連で過去動画も沢山出ていますよね?

今でも美しく参考になるジョーダンのプレーを教材に解説をしていきます!

今回注目するポイントは「ズレを生み出すフットワーク」について!

ポストプレーを中心に解説しますが、これはインサイドやビックマンだけでなく、アウトサイドや小柄な選手でも意識して欲しいスキルです。


ジョーダンのポストプレーといえば”Turnaround fadeaway”(ターンアラウンド フェイダウェイ)

背中を向けた状態から空いている方向にターンし、後ろに飛びながら打つジャンプショットが有名です(動画最初のシュート

勿論ジャンプ力があるほど相手との距離を空中で作れる為、背が高く能力の高い選手が使えばそれだけでも武器になりますが、ジョーダンの凄い所は「飛ぶ前」の動きです。




0:27からのプレーに注目。

フットワークで相手をかわしシュートを決めています。

見て欲しいのは1ドリブルついてから足を広げたこのステップ!

左肩をぶつけて押し込むと思わせてステップしながら体をひねり、ロールで抜くか画面右にターンシュートを打つフェイクをかけます。

この脚を広げる幅が大きく鋭い

ジョーダンはロールからドライブでダンクに持ち込む身体能力と、左右両方にターンしてシュートを決める技術があるので動画で見る以上にDFは引っかかりやすかったと思います。

左足が完全にDFの右足より外に出ているので、相手は抜かれないよう回り込むか下がらざるをえません。

この時幅が小さく相手の足幅の中にステップしても相手は反応せず、大きく足を出してもゆっくり浮いていると相手に追いつかれます。

相手を崩しイニシアチブを取る鋭く大きなステップ。

この時点で勝負はほぼ決まりです。

逆(画面左)にターンして相手の姿勢が崩れているのと、シュートチェックに来るのを予測して小刻みにステップインしてゴール下でフィニッシュ。



続いて0:55からのプレー。

ポスト近辺からボールを貰おうと移動しつつ、貰った瞬間!

日本でこのシチュエーションだと1.2ステップで右→左足着地し正対するか、そのまま両足ストップで半身のままキープする事が多いと思います。

ジョーダンはこの時大きくスタンスをとって両足で正対して着地。

このおかげで後ろの右足で踏み込むことができます(1.2ステップだとトラベリング)

右足を踏み込んで抜くぞ!と仕掛けているのですが、この時の左足も既に相手の右足より外にあるのでDFは抜かれないように画面右に大きくスライドしてしまいます。

その状態でDFから見て逆に踏み込んだので、コースに入ろうと粘りますがバランスを崩してしまいます。

冷静に横にドリブルで移動してジャンプシュート。



最後に1:26でボールを貰ってからのプレー。

ボールを貰った瞬間に1ドリブル、この直前に左足を引いています。

相手は腕でジョーダンの背中にコンタクトしていたので、足を引くと背中から腕を離されます。

するとDFは、前に詰めるか待ち構えるかを判断するので後手になりやすいです(詰めなければその場でシュートや引き足でスペースを作れる)

DFは踏み込み手を伸ばしてスティールを試みますが、腕だけでなく体ごと前にいってしまいました。

ジョーダンはDFの逆を攻めるバックターンを選択、このムーブで完全に相手を揺さぶりました。

この時左足を相手の足より遠くに出さないと折角出来たズレを活かせません、速さだけでなく足の置く位置が大切。

遅れてコースに入ろうとするDFの更に逆にターンして止めのジョーダンの代名詞、フェイダウェイ(後ろに飛びながらのジャンプショット)でフィニッシュ。

最後のターンで置いた足の位置もDFから遠い位置、かつシュートに行きやすい両足の歩幅や角度でストップしているのでシュートに安定感が生まれます。

この足の位置取りは選手の体の使い方やシュートフォームによっても変わるので、自分と似たサイズや動きの選手のプレーを見まくるとヒントを掴みやすいです。(それかワークアウト受けに来てください笑)



3つのプレーを見て如何でしたでしょうか?

意図を持った正確なフットワークは、派手なボールムーブやスピードが無くてもズレが作れるという事を引退直前の35歳だったジョーダンから学べると思います。

シカゴブルズでのラストシーズンだったこの年、ジョーダンは2Pシュートをリーグで最も決めています。

カールマローンやシャキールオニールといったインサイドを差し置いてSGのジョーダンが3Pライン内でスコアを量産できたのは、1度目の引退からの復帰後ポストプレーを増やしたからと言われています。

(今とは3Pの試投数も価値観も違いましたが)

現代バスケは3Pの優先度が増しスペースが広がった分ペイントにアタックする為にP&Rやカッティング、アウトサイドの1on1からのドライブを狙う為インサイドのスペースを狭くするポストプレーの割合や技術習得の優先順位が低くなっていると思います。

しかしポストプレーが必要なくなった訳では決してなく、特にフットワークは最も向上に時間を費やすべき能力の一つです。

アウトサイドの選手でも、

・サイズのミスマッチを攻めるときに

・ハードなディフェンスからボールをキープする為に

・インサイドまでドライブしたけどシュートに持ち込めない時の次の手段に


など使う場面は多々あります。

特に「フリーのシュートは入るけど、ボールを持つとDFを振り解けず打てない選手」

そんな選手ほどオンドリブルからのシュートだけでなく、ピボットやポストプレーを練習し「ズレを生み出すフットワーク」からシュートを決めて欲しいと思います。



スキルポイントまとめ

①踏み込みは鋭く大きく!自分が主導権を取る。

②足を置く位置にこだわる!足を出すときは相手の足より外側に。

③シュートに繋がる流れを!ズレを作れたらそこからシュートまでをスムーズに。



次回はステファンカリーのシュートの安定感に迫ります!

こんにちは、「GNU Basketball Training」トレーナーのノムタクです!


先月から「1週間オンラインパーソナルトレーニング」を試験的に実施しています!

オンラインでどのように指導をしていたか、モニターさんとの流れをレポートにしていきます。



モニター①…男性経営者のAさん 


1日目

オンラインカウンセリング(45分)

内容例

・お客様がオンライン指導を受けてどうなりたいか確認。

Aさんの悩み…デスクワークによる疲労、在宅で運動量が減り筋力の低下、冷え性を解決したい。

・仕事内容や家の環境などを質問。

1日の中で立つ座る寝る時間の割合、家にある運動器具や階段があるかなど。

・画面越しに柔軟性テスト。

前屈でデスクワーカーが硬くなりやすいハムストリングス周りの柔軟性をチェック。


オンラインカウンセリングの内容から体の状態を分析

・仕事柄手首指の酷使や、画面を見る時に猫背になり慢性的に上半身に疲労が溜まっている。

・仕事が在宅になり通勤や歩く事が減り、座る時間が長い為下半身が固まり血行も悪くなっていると判断。

・また食生活からタンパク質や水分摂取量が少ないのも冷え性に影響していると考えました。


プラン作成

毎日3つの事をしてもらう。

①疲労回復と姿勢維持を目的とした運動習慣作り。

ストレッチメニュー例

・壁でできる胸、肩のストレッチ

・椅子や階段でできる足のストレッチ など


②疲労軽減の為、同じ姿勢で固まらない様に意識。

・ストレッチを1日3回の小分けに。

・仕事中1時間に1回立つ意識付け

③体質改善のため、毎日水筒の水(500ml)を飲み切るノルマ設定。



2日目

プランスタート!

Aさんの感想

水を飲む量を増やしたら体の調子が良くなる→体内の水分が増え、運動をすることで代謝up。

Aさんから「休憩中だけでなく、仕事しながら出来るストレッチがあれば」と要望を貰う。



3日目 

Aさんの感想

体がポカポカするのを感じる→冷え性が改善傾向。

片手で出来るながらストレッチ追加。

・座りながら下半身のストレッチ

・椅子を使い手首のストレッチ など


4~6日目

Aさんの感想

手首の楽さを感じる→仕事の疲労のリカバリーが出来てきている。

効果を上げる為、少しづつ負荷を上げる。

・ながらストレッチ継続

・水分摂取量を増やす。

・運動時間を分単位でも増やしていく



7日目

1週間の体験が終了!Aさんからの感想まとめ。

・デスクワーカーにとって座りながら出来るのが良く、続けられた。

・運動習慣が身について階段の上り下りが楽に、特に足首が柔らかくなった。

・全身の血の巡りが良くなった。

・中指に張りがあると気付いた。

・これを改善する為にもこれからも続けていきたい。

新型コロナウイルスに対するGNUの取り組みについて (2020.4.8更新、5.6更新)

GNUでは下記の取り組みを実施しております。

何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

お客様をはじめ、スタッフやその家族への安全配慮に何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。


●GNU Training Studioの事業活動について

・スタジオでのトレーニング受け入れ停止 (2020.4.8より2020.5.6まで※5.31まで延長)

・自社イベント開催の自粛  (2020.4.8より2020.5.6まで→※5.31まで延長)


●その他

・勤務中、外出時、面談時のマスク着用の徹底、および手洗いうがいの徹底

・社内の換気、社内設備の定期的な消毒

・発熱や咳などがみられる場合は、出社を控え自宅待機

・従業員の身近に感染者または、濃厚接触者が確認された場合は、その旨を会社に報告し、当該従業員はその状況に応じて自宅待機

前回はバスケ前は動的ストレッチがおすすめという話をしました。

今回は練習後、クールダウンにオススメの静的ストレッチについてお話しします。


静的ストレッチとは

静的ストレッチ(Static Stretching)とは反動や動きを伴わず、持続的に関節や筋を伸ばしていく方法です。


開脚や背伸びなども静的ストレッチですね。


動的ストレッチが動きながら複数の筋肉に刺激を入れるのに対し、特定の筋肉を最大可動域でゆっくり引き伸ばし維持するストレッチ。


練習後のクールダウンに適したストレッチです。


静的ストレッチの主な効果はこちら。

主な効果

・練習後にクールダウンに…激しい運動後、筋肉が力が入りっぱなしになり(筋収縮)、柔軟性の低下や慢性疲労、筋肉が攣るなどの症状が。

筋肉の緊張を解く(筋弛緩)事で怪我の予防になります。

・リラックス効果…血液の循環upや副交感神経が優位になる事でリラックス効果が生まれる。

睡眠前にもおすすめ!

・柔軟性向上…痛気持ちいい〜痛いけど耐えられる所で20秒以上キープする事により、最大可動域が向上がする。


論文やトレーナーによってストレッチの時間や定義が微妙に違うこともありますが、1種類20秒以上の静的ストレッチが柔軟性の向上やリラックス効果があるのは間違いないと思います。


またトップアスリートは静的ストレッチがルーティンとなっており、たとえ運動前でもやらないと気持ち悪いという人もおり、精神安定の為に行う人もいます。


マッサージや特殊な器具など他に代用できるものもありますが、そもそも体が固い人はまず静的ストレッチでプレーに支障ない値まで柔軟性を向上させる為にストレッチをオススメします!



静的ストレッチの1言ポイント

・1回20秒以上…20秒以上から筋肉の抵抗(伸張反射)が緩み、最大可動域が伸びます。まず20秒頑張って。その後同じストレッチを3セット。

・運動前はオススメしません…リラックスし過ぎて運動に適さない恐れがあるため。(運動前は動的ストレッチを)

・やりすぎない…1回20秒以上を超えても効果の差はほとんどありません。限界を超えて伸ばすと腱を痛めたり、伸張反射が起きて、逆に筋肉が収縮し固くなる事も。


静的ストレッチ、練習の疲労を抑え翌日の練習に集中して取り組む為にも、柔軟性を上げてプレーの質を向上させるのにもオススメです。


年齢を重ね体が成長したり筋肉が増えると、今までできていた事が逆に出来なくなっている人もいます。


子供の頃の柔軟な身体操作+大人の運動能力と技術を両立させる為にも、毎日のストレッチの習慣を。

前回の記事でストレッチには様々なメリットがあり、種類もある事をお伝えしました。

今回はバスケの練習前におすすめの「動的ストレッチ」について。

動的ストレッチとは何なのか?またどんなポイントがあるのかを簡単にまとめていきます。



動的ストレッチとは

動的ストレッチ(Dynamic Stretch)は関節を曲げ伸ばしたりと動きながら行うストレッチで、筋肉や関節の可動域を伸ばすストレッチです。

ラジオ体操も動的ストレッチですね。


静的ストレッチが特定の筋肉をピンポイントで伸ばし柔軟性を獲得するのに適しているのに対し、動的ストレッチは関節に付随する複数の筋肉に刺激を入れれるのでスムースに競技の動きに移行できるメリットがあります。

(昔は静的ストレッチが運動前に適していたと言われてましたが、現在は逆にパフォーマンスを低下させると言われています。)


つまり動的ストレッチは運動前に適したストレッチという事ですね。

どんな効果があるかというと主に3つ!


主な効果

・ウォーミングアップ効果…筋肉や健など体の深部から温め、全身の強調性を高める。

・運動のパフォーマンスアップ…関節の可動域が向上し動きやすくする。

・怪我の予防…運動前の強張った筋肉の緊張をほぐす事で、筋肉が引き攣るなどの症状の予防効果が。


種類の選択も競技で行うプレーとリンクした動的ストレッチを行う事で効果的にパフォーマンスアップを狙えます。

その為、自分のプレーが「どの関節の何の動き」で「どの筋肉を使っているのか」

という簡単な解剖学の知識を持っていると、より自分の体のパフォーマンスを高める事に繋がります!

例.強いドリブルを付く為に三角筋を伸ばし肩甲骨周りをほぐす。

勉強大事。分からなかったら聞いてください笑


なのでチーム全員が同じストレッチをする必要はないと考えています。

寒さや加齢による影響や、疲労や怪我歴のある部位は特に、アップをしないと固まって思う通りに動けない所か怪我のリスクが高まっています。

チームで行うアップ+aのストレッチを自分で加えてみましょう!


動的ストレッチの一言ポイント

・急にやらない…特に寒い時。いきなりすると逆に筋肉や関節を痛める可能性があるので、程よく体を温めてから行う(5分ランニングするなど)

・息を止めない…動きながら呼吸を止めずに。息が止まるくらいキツくはしなくて良いです。

・徐々に大きく動く…いきなり全力で行わない。10~20回程度の動きで、最後に自分のMaxの可動域で動けるように。


↑は昔自分や指導した選手が行なっていた失敗例です笑

軽く動く→動的ストレッチ→競技の動き

の順番で準備するのが一番アップになります。


気温によりますが、動的ストレッチが終わった時にうっすら汗ばむくらいの強度で、徐々に行いましょう。



動的ストレッチ。運動前に行うメリットしかないので、どれだけ時間がなくても動的ストレッチをしてアップをしてから練習に参加しましょう!

若い時はしなくても問題ない選手もいますが、年を重ねる事に差が出てきます。


私が大好きなDerrick Rose(デリック ローズ、元シカゴ・ブルズ現デトロイト・ピストンズ)選手は大怪我をするまで、ストレッチをほとんどしていなかったそうです…


もしも、を防ぐためにも毎回のストレッチの習慣を。

初めまして、GNU Basketball Training スキルコーチ/ストレッチトレーナーのノムタクです!

初めの記事はGNUで選手のパフォーマンスupに取り入れているストレッチトレーニングについて。


「ストレッチがトレーニング?」

「ストレッチって練習前後にするやつでしょ?」

「バスケの練習や筋トレだけしてれば良くない?」


と、思われている方も多いと思います。


今回はストレッチトレーニングについて

・ストレッチの効果

・普通のストレッチと何が違うのか

・バスケにどう活きるのか

の3つについてお話しします。



ストレッチの効果

☆筋肉の疲労回復

☆基礎代謝が上がる

☆血行改善

☆リラックス効果

☆身体の柔軟性向上

☆関節の可動域向上

☆肩こり腰痛の改善

☆筋肉のが緩和され張り怪我予防

etc…

ざっと書くだけでこれだけのメリットがあります。


ストレッチトレーニングはこの中の、「身体の柔軟性向上」「関節の可動域向上」をメインとして行います。



普通のストレッチと何が違うのか

普通の、といってもたくさんの種類があり、よく見かけるのは

☆準備運動でよくやる体をほぐすダイナミックストレッチ(Dynamic Stretch)

☆ラジオ体操などの反動を使って行うバリスティックストレッチ(Ballistic Stretching)

などの動きながら行う動的ストレッチと呼ばれるもの。

☆ゆっくり伸ばした姿勢をキープするパッシブストレッチ(Passive Stretch)

☆二人組でパートナー押して貰いながら行うアイソメトリックストレッチ(Isometric Strength)

などの静的ストレッチと呼ばれるものがあります。


これらを使い分け、さらに大手ストレッチ専門店で働き身につけた独自のストレッチも組み合わせながら「身体の柔軟性向上」「関節の可動域向上」を目指し、それを競技のパフォーマンスに繋げるコーディネーショントレーニングの要素を足しながら取り組みます。


ただ体を伸ばして柔らかくするのではなく、ストレッチのプロが選び行う「選手に合ったストレッチ」に、バスケのプロスキルコーチが指導する「競技に直結する動き」を身につけることで「競技パフォーマンスUP」を目指します。



バスケにどう活きるのか

実際に体が柔らかくなるとどうなるか、これまで指導した選手の例を挙げると

☆肩の可動域が向上したことで、ビハインドバックドリブルやポケットドリブルが簡単に出来た。

☆股関節がスムースに動くようになり、ドライブやDFの一歩目が楽に出るようになった。

☆足首が柔らかくなって、捻挫などの怪我が少なくなった。


など、競技パフォーマンスの向上したという声が。


競技練習や筋トレだけだと身につけたり向上させるのに膨大な時間が必要なことを、ストレッチを組み合わせる事でより短時間で習得する。

今持っている能力をより発揮できるようにする。

疲労による怪我のリスクや伸び悩む壁を取り除く。


GNUのストレッチトレーニングは選手の可能性を可視化し、更なる伸び代を引き出すサポートをしていきます。